豆知識
木部の防腐剤塗装でムラが出るのはなぜ?浸透型塗料の仕組みと仕上がりの見え方
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投稿日 : 2026/04/01
木部に使用する防腐剤塗料は、木材の内部に浸透し、防腐・防カビ・防虫の効果を発揮する浸透型塗料です。
一般的な外壁塗装のように表面に塗膜(膜)を作る塗料とは異なり、木の中に染み込んで保護することが最大の特徴です。
なぜ仕上がりにムラ(濃淡)が出るのか
木材は一見同じように見えても、部位ごとに性質が異なります。
- 年輪による硬さの違い(早材・晩材)
- 節(ふし)の有無
- 乾燥状態や含水率の違い
- 表面の劣化状況(紫外線・風雨の影響)
これらにより、塗料の吸い込み量が均一になりません。その結果、色の濃淡(ムラ)が生じます。
これは施工不良ではなく、木材という自然素材の特性によるものです。
浸透型塗料の仕組み
防腐剤塗料は木の繊維の内部に入り込み、内側から木材を保護します。そのため、こうした見え方になります。
- 吸い込みが多い部分 → 色が濃く見える
- 吸い込みが少ない部分 → 色が薄く見える
塗膜を作る塗料のように、表面を均一の色で覆い隠すことはできません。木目や節がそのまま見えるのは、浸透型塗料を使っている証拠でもあります。
膜を作る塗料との違い
| 浸透型(防腐剤塗料) | 造膜型(一般的な塗料) | |
|---|---|---|
| 保護の仕方 | 木の内部に染み込む | 表面に膜を作る |
| 仕上がり | 木目が見える・濃淡が出る | 均一な色 |
| 劣化の仕方 | 徐々に色が褪せる | 膜が剥がれる |
| 塗り替え | 上から重ね塗りしやすい | 旧塗膜の除去が必要なことも |
木部に造膜型の塗料を使うと、内部の湿気の逃げ場がなくなり、膜が剥がれる原因になります。木部には浸透型が適しています。
塗り替えの目安
浸透型塗料は膜が剥がれるのではなく、色が褪せていく形で劣化します。色が薄くなり、木の表面がカサついてきたら塗り替えの時期です。
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